2019年11月時点リリースされたDropbox Business新機能をまとめています。
チームフォルダの権限ツリー強化(General Released)
今までのファイルサーバー に近い運用ができる
「チームフォルダ」内に作成したサブフォルダ(第二階層以下フォルダ)で、メンバーの削除を行えるようになりました。(従来の一般的なクラウドストレージの仕様制限では、下位階層のフォルダに対しては、メンバーの追加のみ可能でした)
全社員がアクセスできるチームフォルダを作成し、営業部のユーザーAには営業部のフォルダの一部と申請書テンプレートが保存されたフォルダのみアクセス許可といった、ファイルサーバーのようなフォルダ構成を実現できます。
ファイルトランスファー(General Released)
シンプルにファイルを送信する機能
Dropbox Transfer を使用すると、完了したデザイン プロジェクトや高解像度の写真一式など、大容量のファイルやファイル セットをリアルタイムで安全に転送できます。ドラッグ & ドロップでファイルを簡単に送信。最初にファイルをクラウドにアップロードする必要がなく、ストレージ容量やアクセス許可の心配も、ファイル アクセスの管理も不要です。
大容量ファイルの転送機能です。1回につき、最大100GBまで転送可能です。ファイル数の上限はありません。ダウンロード期限やパスワードを設定することもでき、資料がダウンロードされたときには転送者に対して通知がきます。
管理者の制御画面
管理者にてDropbox Transferによるファイルの共有を許可するかどうか設定できます。トランスファー使用時のログもしっかり残ります。
閲覧者とダウンロード回数の確認
資料がダウンロードされると送信者にメール通知がきます。送信者は誰が見たのか、何回資料がダウンロードされたのか確認できます。
ファイルロック(排他制御)(General Released)
ファイルをロックする機能です。今までは、同一ファイルに対して複数人が編集を行うと、競合コピーが発生していました。この機能を使用することで競合コピーを防ぎ、より快適な運用を実現します。
ファイルがロックされても、ファイルへのアクセス権を持つユーザーは誰でもファイルへのリンクを表示、コメント、共有できます。ファイルをロックしたユーザーのみがファイルを編集およびロックを解除することができます。
ロックされたファイルを編集する必要がある場合は、ファイルをクリックしてロックを解除することを要求することができます。
巻き戻し機能(Early Access)
一度に大量の変更内容を取り消すことができる機能
Dropbox の巻き戻し機能は一度に大量の変更内容を取り消すためのツールです。アカウントがウィルスに感染した場合など、大規模なデータ紛失が発生した場合などに便利です。Dropbox Business アカウントでは、編集または削除してから 120 日以内のファイルであれば復元できます。
Dropbox 巻き戻し機能で取り消しになる内容
- ファイルの編集、ファイル名の変更、追加内容、削除した内容
- 共有フォルダで行った操作(他のユーザーが所有する共有フォルダも含まれます)
- メンバーとして参加し、編集権限を持っている Dropbox Business のチーム フォルダで行った操作
Dropbox 巻き戻し機能で取り消されない内容
- Paper ドキュメントの変更内容
- 他のチームが所有しているファイルやフォルダへの変更
- ファイル履歴(巻き戻しが履歴に追加されます)
- ファイルやフォルダのメンバーシップの変更 — たとえば、共有フォルダから削除されたユーザーは、巻き戻しを行ってもそのフォルダに再び追加されることはありません
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